信用が人類に与えた影響は計り知れないと思っている
ただの紙切れを、価値があるものとして信用し人々がものを交換する
債権者は債務者を信用してお金を貸付け、債務者は自分の有している現金をこえた額を使うことができる
米国公認会計士の勉強をしていて、バランスシートという概念をかつて人類が生み出したことに対して、尊敬の意味を持っている
借金と言うのは債権者と債務者の間の信用関係という事だけではなく、債務者にとっては、将来の自分との間の信用関係に依拠しているとも言える
つまり将来利子含めて返せると思っているから借り入れをするのである
また債権者は債務者の将来の返済能力を見て貸付しているのである
こういう目に見えないフィクションを信じることによって、人類は無限大に信用創造を通じて、その経済活動、概念を広めることに成功した
フィクションは、想像力と表現することもできると思う
バランスシートが大きすぎるのは一般に悪いことだと思われているが、レバレッジを効かせているとも言える
レバレッジと言う意味では、歴史をレバレッジさせているのも人類の特徴だと思う
過去の歴史から教訓を学び、それを今そして将来に生かそうとする
今回人類は、日銀の量的緩和を見て、自分たちも大丈夫だと思って欧米共に量的緩和をガンガン進めている
人類は信用をベースに、今ここに新たなフィクションを作り出した
個人レベルでも、想像力、フィクションと言う意味では、妄想を暴走させて、今そして将来の自分に対して更に期待したい
とりあえず何か自分のフィクションを示した額縁でも作ってみよう
そしてそれがどうなっていくのか、今後の人生を見てみよう