ダッハウ強制収容所見学 その2

見学を終えた所感としては、徒然以下

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リニューアルされた寝室
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収容所前まで続く当時の線路跡
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  • 基本的な人権の尊重といった今当たり前だと思っていることは簡単に崩れるという認識を持つべき。ダッハウに限らず、歴史がそれを示している。当たり前を維持するための、共同体参加者の協力が必要。政治への働きかけもその一つの手段
  • また、当然のこととして疑うことは普段ないが、今の社会システムは、資本主義に支配されているに過ぎないという認識も持つと良いと思った。各国の資本主義のスタイルは違うし、今の状態が当たり前と思うのではなく、適宜社会システムは見直されるのが歴史上は常と認識しておく。立憲君主制等、過去色々な社会システムで、共同体を運営するにはどのようにするのが良いのか、人類は試してきたと言える。私が生きている間に、今の資本主義とは異なる社会システムになるかもしれないということは頭の片隅に入れておく
  • 第一次大戦後連合国がドイツを巨額な賠償金等で搾りすぎたら、スーパーインフレといった社会情勢の混乱が生じた。そういった時代背景が、ナチスが出てきて数年で第1党になる勢いに結び付いた。ナチスを生み出した背景の一つに、連合国の敗戦国対応もあると思う。よって、第二次世界大戦後は、その反省を活かし、ドイツの戦後復興を連合国が後押しした。日本やドイツが敗戦国なのに経済的に成功したのは、ちゃんとした安定した国になるようにしたい連合国の(第一次世界大戦とは異なる)敗戦国対応が一因としてあると思う
  • 私はビジネスモデルを考察するのが常であるが、ドイツ政府以外で誰がダッハウのスポンサーをしているのかについて、仮説を立てたくなる。結果としてナチスの行いは、イスラエル建国に向けた世界的な応援の動きにつながり、国家設立後は、パレスチナ問題を抱えているので、国家としての安定を得るため世界からの理解を得るための戦略として、ユダヤ系の方が寄付するのではないか(仮説)
  • ナチスに限らず、人類はこういう非人道的行為をやってきているが歴史から消しているか、直近のことでないのであまり残っていないだけだと思う
  • 群集心理は組織設計につかえるので、企業経営等にあたって、しっかりと理解したい
  • 教育や社会情勢といった外部要因か、遺伝子レベルというか動物としての本能といった内部要因か、その組み合わせか、群集心理といった他の要因があるのかは明確には分からないが、人には残虐なことをする側面があることは歴史を鑑みると証明される。この点理解を深めると、よりよい社会の形成につながると思った
  • このように旅行を通じて歴史と向き合うことで、過去、現在、未来の時間軸で俯瞰する機会になった
  • 今は、(世界の一部を除き大方は)平和で基本的人権が維持されており、歴史的にみても大変恵まれた時期であり、このタイミングで生きている点は最大限活かしたい。