費用対効果の明確化を

IESEというMBAについて、プレ合格が出ている中で、テネリフェ島の部屋のテラス席でお茶しながら、スージー氏に意見を伺った。

 

スージー氏: 費用対効果の明確化を

  • MBAという経営学修士という手段を取得した後に、どう使いたいのか、話を聞いていてあなたはイメージ出来ていないと感じている。具体的に何をしたいのか自分自身で明確にしない限り、具体的なアドバイスはしようがない。どうしていきたいのか。
  • あなたはコスパを非常に重視しているのに、このMBAに関しては、コストが高額(行こうか検討しているIESEは1500万円程度)なのに、ベネフィットを十分に見出し切れていない、少なくとも私に説明出来ていない、どうMBAを使うのかあなた自身にとっての解像度が低い点に課題がある
  • 私はこのようなことに関しては合理的に考えるべきだと思っているが、もしMBAがあなたの人生にとって本当に大切ならば、私ならば、IESEより費用が半額以下とあなたが言っているTUM(ミュンヘン工科大学)のMBAに行く。MBAという手段はこれで達成できるからだ。
  • あなたがいくら稼いでいるのか知らないが、IESEの授業料1500万円を稼ぐためには、税金などを鑑みるとグロスで2倍以上は必要。そこまでのリターンを見出せるのか。卒業生にヒアリングしてみたのか。卒業生の活躍はどうなっているのか。
  • 学びは、MBAでなくてもいくらでも手段はある。本当にMBA取得があなたが達成したいことにコスパよくつながるのか。
  • MBAというのは学校の立場で見ると、高額の授業料でも学生が集まる非常に良いブランドビジネスに見える。

 

Q:TUMはMBAランキングに出てこない点が気になる。IESEはトップ10に出てくる

スージー氏:MBAは経験していないのでランキングの重要性を完全にわかっているわけではないが、私が知る限り、本当に優秀な人は、ランキングが高い大学を出ているとかでは評価されない。本人が本物か否か。

 

Q:TUMは依頼したが授業を見せてくれなかった。IESEは授業を経験させてくれている。触れたことがないのに、授業という商品を購入することはできない。

スージー氏:もう一度状況を説明してTUMに授業を経験させて欲しいと依頼したらどうか。今はIESEからプレ合格が出ているので前回依頼した時と状況が違うのではないか。

 

Q:MBAに通わない場合、数年単位の代替目標が欲しい。USCPAのような取り組みは非常に良かった。時の流れは早い。

スージー氏:数年先とか何をしたいのか、考えはあるのか。

 

スージー氏と会話して、以下をアクションとした

  • MBAを使ってどうしたいのかをもっと具体的にしていく
  • とりあえず、授業料について、半額にしてくれないか、と理由を揃えてIESEに相談(円安でユーロでの支払い負担が増えている等)
  • TUMに授業経験依頼

 

確かにコスパは重要だが、価格を理由にやらないというロジックはしない。