首を長くして待つ

ドイツ語と日本語でニュアンスが全く異なる表現は結構ある

 

二度あることは三度ある、三度目の正直、と日本語ではネガティブにもポジティブにも表現されるが、ドイツ語では、三度目の正直の意味しかないので100%三度目についてはポジティブに解釈される

 

首を長くして待つ、という日本語表現は待ち遠しいと100%ポジティブな表現だが、ドイツ語の首を長くするという表現(kopf hoch)では、どちらかというとネガティブなことがあって慰める時の言葉

 

(アイディアや料理や余暇の過ごし方について)あなたは引き出しが沢山ある、という日本語表現は100%ポジティブだが、ドイツ語では引き出しという言葉自体はどちらかというとネガティブな印象

引き出しが沢山あるという言い方は、質素な感じがするので、ドイツではそういう表現をすることはしない方が良い

 

日本語の言い回しをドイツ語にそのまま訳してデイジーに伝えると、捉え方が違うことが結構あり、上記のような同じものを表現する言葉でも、認識の違いがあることなどに気づく

 

日本人同士でも、一人一人違う世界を見ていると思うが、そういったことが明確に感じられる