サウナのプロフェッショナルリズム

最近のサウナは、係の方がサウナ室に入ってタオルをはたきながら風を起こすことはしない

感染予防対策の一環だ

また一度に入れる人数も制限されている

係の方が1時間に一度、熱した石に水を一気にかけ水蒸気を出して室内の温度を一気に上げて終わり

 

しかし、今回の係りの方は違った

まずサウナの中にサウンドボックスをタオルに巻いて持って来た。今まで一年通っているが初

そして部屋にいる一人一人の状態をチェックし、ちょっと無理してそうな人には声をかける

水蒸気の匂いが毎回違うが、その解説を丁寧にする

大方の係りの人は、今日はオレンジの香りです、とか一言で終わる

 

そしてヒーリング音楽をかけはじめた

音楽のリズムに合わせて水を注ぐ

静寂の中ジワーと熱い水蒸気が室内に行き渡る

そしてまた室内の様子をチェック

またそれを繰り返す

途中で出る人がいたらすぐにドアを閉めて室内の熱気を逃さない

そういえば始まる前にドアを開放して換気もしていた

 

制約がある中でどうすればよりよりサービスを提供できるのか考えて実行している

 

同じことをするにしてもこんなに人によって違うのか、と感嘆したサウナであった