「まなびポケット」

IKIGAIKIDSの競合や事業性を検討していたら、NTTコミュニケーションズが日本で既に巨大なプラットフォームを構築しており、現時点では直接の競合にはならないが、なりうるということを認識した。着眼点は良かったのではないかとますます思う

 

>各種データをダッシュボードで可視化するためには設備投資や専門知識の必要性など、自治体担当者の負荷も避けられません。

>NTT Comは、これまで取り組んできた実証事業や、自治体、学校、有識者との連携を通じ、それらの負荷を軽減しながらも、学校現場で利活用され、行動変容に繋がる「真に求められるダッシュボード」を探求し続けています。

 

Manabi Pocket, operated by NTT Communications, serves as a cloud-based education platform designed primarily for schools and public institutions. It provides digital content, communication tools, and management functions for students, teachers, and parents. As of 2022, Manabi Pocket had over 4 million registered users across Japan, particularly within the context of the GIGA School initiative, which supports digital learning in public schools​(まなびポケット)​(Denkei Shimbun).

NTT Communications plays a dual role: it not only provides the platform infrastructure but also supports users through free communication functions and integrated services. The primary customers are educational institutions (schools and local governments), which use the platform for managing learning and communication between educators, students, and parents​(ドコモビジネス|NTTコミュニケーションズ オフィシャルサイト)​(法人のお客さま|NTT東日本).

Manabi Pocket operates on a subscription model for schools, charging fees for the content provided, though the platform itself and communication features are offered for free​(法人のお客さま|NTT東日本). The scale of its adoption is significant, with over 13,000 schools and millions of users in Japan​(まなびポケット).

In terms of competition, while Manabi Pocket is focused on schools, IKIGAIKIDS targets extracurricular activities, making them somewhat complementary rather than direct competitors. However, the size and infrastructure NTT offers could present a challenge if Manabi Pocket expands into extracurricular matching services.

 

 

2023年10月26日

 

「まなびポケット」が令和の日本型学校教育を支える「ダッシュボード」の提供を開始

 

NTTコミュニケーションズ(以下 NTT Com)のクラウド型教育プラットフォーム「まなびポケット」では、2023年12月末を目途にさまざまな教育データを統合的に可視化する「ダッシュボード」(以下 本サービス)の提供を開始します。

なお、「まなびポケット」は全国で12,500校以上の学校よりお申し込みをいただき、申し込みID数※1は500万IDを超え、学習eポータル※2としてNo.1のシェア※3を獲得しています(2023年9月時点)。

1.背景

文部科学省が示す学校教育における次世代の校務DXでは、校務系・学習系システムを接続し、各種データをダッシュボードにより統合的に可視化することで、学校経営・学習指導・教育政策の高度化を図ることが求められています。※4

一方で、各種データをダッシュボードで可視化するためには設備投資や専門知識の必要性など、自治体担当者の負荷も避けられません。

NTT Comは、これまで取り組んできた実証事業や、自治体、学校、有識者との連携を通じ、それらの負荷を軽減しながらも、学校現場で利活用され、行動変容に繋がる「真に求められるダッシュボード」を探求し続けています。「まなびポケット」を提供する中で得られた知見をベースに構築された本サービスを無償で提供します。※5

2.本サービスの概要

本サービスは、教育委員会、学校の教育データを一元的に可視化します。2023年12月末時点では、教育委員会、学校管理者向けにまなびポケット上に蓄積されたデータを可視化する「状況把握画面」を提供予定です。

ダッシュボードで可視化されるデータ(2023年12月末時点)

  • 欠席率超過
  • 学習コンテンツのアクセス状況
  • まなびポケットへのログイン状況
  • MEXCBT配信状況
  • ScTN質問紙※6実施状況

いずれも、自治体・学校・有識者との連携により考え抜かれた可視化画面であり、あらかじめ用意されたテンプレートをご利用いただくことですぐに利用開始できます。

また、これらのデータは画面上で「カード」として表示され、教育委員会により各カードの追加・削除や拡大・縮小といったカスタマイズが可能となるユーザビリティを実現しています。詳細は本サービスの操作動画をご覧ください。

<12月末時点の本サービスの操作動画(画像をクリックすると操作動画に遷移します)>

今後は「状況把握画面」に児童・生徒のメンタルヘルスの悪化やSOSを早期に把握するための「心の健康観察」、保健室情報などの生活に関する情報や単元テストの躓きや家庭学習状況、協働学習実施状況、授業満足度などの学習に関する情報を追加し可視化することを予定しています。加えて、新たに「原因究明画面」の提供を予定しています。「原因究明画面」は「状況把握画面」に蓄積されたデータをもとに、学校・学級の状態を分析する画面です。教育データを組み合わせさまざまなグラフで可視化し、データにもとづいた個別最適な学びから教育施策の改善にまで生かせるような情報を提供します。

<今後提供予定のダッシュボード イメージ>

3.今後について

将来的には学習データ・校務データ・行政データをダッシュボード上に一元的に可視化することで、学習者の学びを支える環境をより効果的・効率的に整えていきます。

また、ダッシュボードによる教職員や教育委員会の方々向けの可視化に留まらず、児童・生徒が自ら見通しを持ちながら学び、実践し、振り返ることで学びを深めていくための機能提供も予定しています。児童・生徒の学びを支え、保護者にも情報提供をしていくことで、NTT Comは誰もが自分らしく学べる世界の実現をめざします。

4.本サービスに関するウェビナーの開催

提供開始に先駆け、ダッシュボードの導入を検討している教育委員会の方を対象にウェビナーを12月20日に開催します。文部科学省が示す次世代の校務DXのポイントをおさえながら、担当者が備えるべきことをお伝えすると共に、国の方針を見据えながらまなびポケットが段階的に提供を開始する「ダッシュボード」の初期機能と今後の展望を詳しく紹介する予定です。

---------------------------

日時:2023年12月20日(水) 15:00~16:30

タイトル:令和の日本型学校教育を支えるダッシュボードの始め方〜学習eポータル まなびポケットが目指す教育データ利活用の展望とは?~

参加対象:教育委員会、学校関係者の方

お申し込みページはこちら:https://eventregist.com/e/OWVADnyDA

---------------------------