ミュンヘンでの初マラソン振り返り

2019年10月13日(日)に、ミュンヘンでフルマラソンデビューし、一度も事前に走る練習をすることなく42キロ完走した

 

事前の準備としては、以下のイメトレで、少なくともまず完走は出来るだろうという感触を持っていた

  1. なぜ挑戦するのか明確にする
  2. 想定されるリスクと対処案を具体化する
  3. 当日の想定シナリオを描く

 

ラソンに限らず、新しいプロジェクト等への対応等何かに挑戦する際には、イメトレをして、イケるストーリーを頭の中で描くようにしている

まず、ワーストケースを具体的に書き下し、それに対する対処方法を記載する

未経験でも、経験者にヒアリングすれば、だいたい列挙できる

漠然とした不安は、具体化させれば消える

もちろん練習して完走できる自信をつけるのも一手ではあると思うが、何が自分にとってのボトルネックなのかを特定するのが先

ボトルネックが練習によって解消できるのであれば、そうすればよいと思う

 

<なぜ挑戦するのか明確にする>

とりあえず、いけるかどうかは別として、面白そうというノリだった

フルを走った経験はないが、いけるかどうかは別として、どこまで現時点で行けるのか知りたいので、とりあえず参加申込してみた

申し込んだ後、なぜ挑戦するのか、以下の理由を捻り出した

フルマラソンは、私にとっては、アイアンマンレース(スイム3.8km、バイク180km、ラン42.195km)に向けた、ステップに過ぎない

もちろんアイアンマンの前に、トライアスロンのステップも踏む

だから、完走はして当然と思っていた

 

<想定されるリスクと対処案を具体化する>

経験者へのヒアリングで入手した想定されるリスクと対処法

  • 靴が合わない ⇒ 専門店で見てもらった上で購入する
  • 心肺機能の限界 ⇒ 徐々に距離をのばしながらトレーニングして体を慣れさせる
  • 豆やすれることによる痛さ(足、腰、肩、つま先、乳首) ⇒ 痛み止めの薬を飲んで痛みをレース中は感じないようにする、乳首は専用のシールを貼る、クリームも良い
  • エネルギー不足 ⇒ エネルギージェル、スポーツよようかん、アミノ酸サプリ、塩飴といった補給食、バナナ。燃料不足を防ぐため、20キロまでにいかにエネルギーを入れておくかがポイント
  • ドリンク不足 ⇒ 補給所で水を必ず取る
  • 鼻水が出る ⇒ ティッシュ持参
  • サングラス ⇒ 不要
  • タオル ⇒ 不要
  • トイレ ⇒ レース中でも行く。出るものは出る
  • レース前の食事 ⇒ 前日から当日まで炭水化物のパスタが良い

 

私が想定したリスクと対処法

  • つる ⇒ ストレッチを十分に行う
  • ケガ ⇒ 無理をしない
  • ランナー同士の衝突事故 ⇒ 曲がるとき等は、左右と後ろを確認する
  • テロ ⇒ 戦わず、逃げる。運命と思うしかない
  • 良い写真が撮れない ⇒ カメラをポシェットに入れて持参
  • ラソン後のリカバリー ⇒ サウナ

 

私は全てに対応はせず、上記の内ボトルネックになりそうなものを抽出した

靴は専門店で試着及びアドバイスをもらい、擦り傷対策はクリームを購入して全身に塗り、前日から当日にかけてパスタにし、補給所では毎回体に取り込んだので、これらのリスクは特に顕在化しなかった

 

心肺機能の限界を迎える前に、膝の痛みを感じ、今思えば当然だが、事前に特に膝の検討していなかったので途中からペースダウンしてしまった

そのため、事前にランの練習をしていないことによる心肺機能の限界は感じることなく終わった

 

 <当日の想定シナリオを描く>

私は10時15分スタート(4時間45分以内に完走する前提)で、16時40分がFinish Time

自主申告通り4時間45分だと、15時に完走

Finish Timeギリギリで完走すると、6時間25分

とりあえず、この大まかなイメージだけ持って、ペースキーパーについていき、当日は走った

 

コスパ

Cost ; 参加費88€と週末の時間

Performace; 話のネタも人生経験も増え、一度は経験するべき良いものであったと思う