米国公認会計士試験出願前の手続き

受験までの手続きの道のりは、単位取得状況の確認、出願州の選択、学歴評価、単位習得、成績証明書発行、願書の出願、NTSの受領、試験会場の予約


米国公認会計士は、出願前の手続き完了までの道のりが長い

 

大方の日本人は、本試験の出願前に以下の手続きの完了が必要
①学歴評価手続き(米国以外の大学で取得した学位や単位を米国の大学で取得したものと同等であることを公式に証明してもらうもの)
カリフォルニア州立大学での単位取得(出願予定州の学歴要件を満たす上で不足する単位のオンラインでの取得)

 

私の場合①については、学歴評価機関であるNIES(NASBA International Evaluation Service) への学歴評価依頼を、手数料225ドル(2.3万円)を支払い、オンラインで11月7日に実施
評価対象となる日本の出身大学へ、英文成績証明書及び卒業証明書を、直接NIESへメールで提出出来ないか相談中(回答待ち)。

万が一、大学からメールで直接NIESへ送付が出来ないと回答があると、出願者本人からのメール提出は認められていないため、日本で発行してもらった原本を私の居住地ドイツまで郵送し、ドイツからアメリカのNIESへ郵送するという流れになってしまい、手続きに時間とお金を要してしまう
NIESに提出後、評価にかかる期間は通常2-3か月

 

②については、私は会計単位が不足していたのでFAR, AUDの単位を以下の通り取得完了(6月7日に予備校のアビタスに申込、6月13日に教材到着。業務に時間を取られすぎ当初の予定より3か月遅れたが、11月7日に全単位取得完了。7年前に一通り勉強していたにも関わらず5か月弱もかかってしまった)

【会計追加科目:10科目】
①英文会計入門
②FAR1
③FAR2
④FAR4
⑤AUD1
⑥AUD2

州によって必要単位も異なり、アラスカ州であればもっと少ない単位で良かったが、ライセンス取得の選択肢も持つためにはワシントン州でないといけなかったので、アラスカ州より多少要件は多かったが、上記で(合格後、ライセンス更新料$230/年を支払い3年毎に120CPEクレジット以上取得すれば)ワシントンライセンス条件は充足したことになる
アビタスが提携する CSUEBカリフォルニア州立大学イーストベイ校)で取得した上記単位は、米国の大学なので①の学歴評価手続きは不要
尚、7年前に予備校TACに通っていた時には、全科目の講義と出願に必要な単位の取得までは終えていたで、この5か月かけて当時の記憶の更新をしていたことになる

会計ルールも結構変わっていたので当時のテキストでなく新しくして良かったと思っている

 

出願出来るタイミングは、おそらく年明けで、初回受験は最短で1、2月頃であろう
試験科目は4科目(FAR、AUD、BEC、REG)あり、科目別に受験できるが、取りあえず、新しい学習と(忘れるので)振り返る学習を意識しながら、年内に3科目(FAR、AUD、BEC)問題演習含めて一通り通すことに主眼におく
この3科目は、実務的にもバッチリ抑えておくと相乗効果があると思う
REGはガチアメリカの規制の話なので、業務とは関係なさそうで3科目合格した後に手をつけるイメージでいる