ドイツには大学試験はない

日本のように、センター試験、そして大学の個別入試というものがドイツにはない

 

それに近いものがドイツでは高校最後の一年であるが、全国統一ではなく、州によって違う

日本の感覚でいうと、実際にはないが、都道府県ごとに共通の高校の定期試験があるイメージ

当然、長野県と沖縄県で出題される問題や難易度が違うといったことは生じる

 

地元の方によると、ミュンヘンのあるバイエルン州は比較的難しい試験を出すとのこと

成績は絶対評価なので、例えば同じ2の成績を取っても、州によって実際のレベルにはバラツキが出る

しかし出願にあたってはどこの州で取ろうとも2であえれば2の成績と評価される

 

また、テスト以外の日々のパフォーマンスが成績に大いに響く

 

よって日本のように、最後にガガっと成績が伸びて一年前には信じられなかったようなレベルの大学に合格するといったことは起きない

大学進学にあたっては、一発逆転はない仕組みと言える

ビリギャルのようなサクセスストーリーは、ドイツでは制度上生まれえない

逆に日々の積み重ねが得意なタイプには有利な仕組みと言える