高校バスケ部のスラムダンクや夏の甲子園といった高校青春世界観はドイツでは実感を持って理解されない
ドイツには部活はない
これも地元っ子から聞いた
部活があると、プライベートな時間、遊ぶ時間がなくなってしまう
どうしてもやりたい人はクラブチームに入る
学校対抗戦というのはなく、クラブチームでの対抗戦となる
日本では部活と勉強の文武両道が美とされている傾向があるように思っていたが、ドイツでは部活がないためそういう発想がなかった
日々のパフォーマンスが成績に響くし、5年生以降勉強の出来る学校に行った人は、最後の12年生の成績で行ける大学と学部が決まる
法学部や医学部は一番良い成績の1を持っていないと出願しても受からない
いくらでも出願出来るが、出願にあたり成績書の発行手数料が5€かかるので、現実的なところに出願する
最後の12年生の成績で大学受験が決まる
実質的には11年生からの成績も重要となってくる
30人程度のクラスの中で、絶対評価を勝ち取ることで将来の選択肢の幅が変わってくる
卒業した後一年待つと、1.1の成績が1に改善されるという私には理解できない仕組みがあり、医学部に行く人は1でないと受からないので一年待つ人もいる
大学に入ってからも最大6年までしかいれないことと、勉強しないと卒業出来ないこともあるので、まだまだ勉強は続く
大学を定められた期限で卒業出来ず、その場合大卒にならないのでまた入り直して一年生からやり直した人も聞く
12年生の成績は重要だが、社会人になってそれを聞くのはなく、あくまで大学入試の時のみ
就職活動の時は大学の成績を提出する
これも話を聞く限り、日本での就職活動より重きがある印象
教育の仕組みを聞くだけで、最後のテストで成果を出すというより日々のパフォーマンスの発揮、そのための日々の研鑽が求められることをひしひしと感じた