一部屋外エリアで1週間マスク着用義務導入

感染増加を踏まえた新たな措置として、ミュンヘン市における防疫措置が発表されたとたびレジからメールが来た

 

ミュンヘンでは、マスク着用義務のある室内では皆マスクをつけているが一歩外に出るとほぼ全員マスクはしないので、屋外の一部エリアで1週間だけとは言いながらマスク着用義務が課されるのは、かなり踏み込んだ対策という印象

 

以下メールマガジン抜粋

 

 

2020年9月22日 メールマガジン第622号

バイエルン州政府は、新型コロナウイルスの感染状況が増加傾向であることを踏まえ、各自治体が感染状況を踏まえて制限措置を講ずる体制を構築し、過去7日間の10万人あたりの感染者数(以下「基準値」)が50を超えた自治体は、特に私的な行事等に関する最大参加人数を縮小等(規模等に応じて自治体が決定)するべき旨を閣議決定しました。
●また、同州政府は、リスク地域からの入国・帰国者に対する14日間の隔離措置規定について、文化行事等の旅行によってリスク地域に滞在した者については、48時間未満の滞在であっても、隔離措置の対象とすることに変更しました。
●基準値が50を超えているミュンヘン市は、24日(木)から7日間、旧市街の歩行者天国におけるマスク着用義務、複数人で会う場合の人数制限の強化、冠婚葬祭行事等における人数制限の強化を行うことを発表しました。
バイエルン州政府は、感染者数が上昇している一方で、病院の状況は切迫していないが、決して緩和措置をとる段階にはなく、引き続き慎重な対策をとる必要があるとしています。引き続き、感染予防対策を徹底していただくようお願いします。

1.バイエルン州における新たな制限措置
(1)接触制限
基準値が50を超えた自治体は、以下の措置を講じるべきとする。自治体は、その規模等によって各自で判断する。
ア 公共の場で集まることができる人数は最大5名または2家族までに制限
イ 私的な行事の参加人数を屋内では25名、屋外では50名までに制限
ウ 特定の場所でのマスクの着用義務の導入、授業中のマスク着用義務の導入
エ アルコールの販売・消費の制限
オ 23時から6時までの飲食店の営業時間制限
カ 医療・介護施設への訪問者の人数を1日1名(子どもを訪問する場合は両親2名)まで、限られた時間帯のみに制限
(2)入国・帰国者に対する隔離措置
これまで、リスク地域からの入国・帰国者に対する14日間の隔離措置規定については、48時間未満の滞在からの帰還者は対象外としていたが、今後は、滞在目的が文化行事の訪問等の自由な活動を目的としたものである場合は、リスク地域での滞在時間が48時間未満であっても隔離措置の対象とする。 

バイエルン州政府閣議決定原文
https://www.bayern.de/wp-content/uploads/2020/09/200922-ministerrat.pdf 

 

 

2.ミュンヘン市における新たな制限措置
24日(木)に法律が施行され、7日間適用される(23日(水)公布予定)。
(1)旧市街の歩行者天国におけるマスク着用義務。具体的には以下の場所: Schuetzenstrasse、Stachus、Marienplatz、Sendlinger Strasse、Sendlinger-Tor-Platz、Viktualienmarkt
(2)私有地・公共の場所・レストラン等で複数人が集まる場合は、最大で自分の親族ともう一家族あるいは5名まで(これまでは10名まで)。
(3)冠婚葬祭行事などは、室内で25名、室外では50名までを参加者の上限とする(これまでは前者100名、後者200名まで)。

ミュンヘン市プレスリリース
https://www.muenchen.de/rathaus/Stadtinfos/Presse-Service/Presse-Archiv/2020/Coronavirus/Weitere-Ma-nahmen-gegen-die-Corona-Pandemie-beschlossen.html 

3.新型コロナウイルス感染状況(各州担当省発表、括弧内は基準値)
(1)バイエルン州(9月22日現在)
感染者65,516名 前日比+448名(21.69)   死者2,649名 前日比+2名
【過去7日間の新規感染者数10万人あたりの数値】
・50以上
ヴュルツブルク市(60.99)、 ミュンヘン市(55.93)
・35以上
ノイ=ウルム郡(39.04)、ヴュルツブルク郡(38.31)