欧州を旅行して共通して感じたのは、私財の公共財化
王宮は支配者のものであって、市民のものではない
少なくとも市民が自由にアクセス出来るものではなかった
絵画も支配者・権力者・金持が依頼してつくらせたり買い取ったりして私的に所有していた
そういった私財が、今は誰もが見学出来るようになり、公共財化したと言えると思う
昔は、王宮も絵画も一般市民の立場だとこんなに色々と鑑賞出来ないなー、今に生まれてラッキーだなーと思って都度観光している
しかし現在になって逆のことも起きている
マーケティングの世界でそう感じる
個人の所有するデータが、ガンガンデジタルの世界で吸い取られて個人が特定出来ないように加工されて公共財としてデータ分析に使われている
政府によって統計が取られるなら公共財と言えるが、GoogleやFacebook等が集めているデータは個人から離れて彼らのものとなっている
世の中の仕組みは常に変わるものなのだと身近に感じた