日本は家族墓が基本でこれは火葬が一般化した明治以降である。家族墓への墓参りは、先祖代々から続く家系を意識させることによって家族を強く意識させることが出来る
一方キリスト教では死者は復活するという発想から火葬はせずに土葬しているので個人墓となる。墓地不足で火葬も普及しつつあるが。
タイやインドでは火葬はするが墓を作ることはない。墓参りをする風習もなければ子孫が墓を守るという考えもない
日本の仏教は大乗仏教で、死後はあの世に行く
タイの仏教は小乗仏教であり、ヒンズー教と同じく、輪廻を信じている。こうした人にとって家族はあくまで現生の契りという関係でしかなく、儒教の国と比較すれば家族の結束は弱い。日本はタイと比べると核家族化しているとは言え家族としてのまとまりは強いのだ。家督を継ぐという意識も弱く家族の事業も一代限りで技術の承継もなされないという経済活動への影響もある
開発経済学の視点や整理学は興味深い