最終日にスージー氏は体調不良で寝込んでしまったが、その夜(1月5日)にスペイン特有のパレードがあったので、私だけ宿泊先から徒歩3分のところに出てビデオ中継をしたら、ベットの上で大いに喜んでいた
また、終日食欲がなかったが、パレード中継後テネリフェ野菜スープを作って欲しいというリクエストがあり、料理したら喜ばれた
スージー氏に、色々疑問に思うところを聞けた
三人の王のうち、黒人の王が一人いるのは何故かと問うたら、黒人の信者を増やすための当時の戦略とのこと
キリスト教布教当時は信者獲得に向けて、色々な地場の宗教とか各々の人たちが大切にしているものとかを取り入れて、共感されるストーリーを仕上げていったとのこと
マリアは、性行為なくいつの間にかイエスを妊娠していたというストーリーになっているが、本当にキリスト教徒はこのストーリーを信じているのか。知らぬ間に妊娠するということはないのだから、天動説と地動説のように、誤りを認めてストーリーを変えるべきでは、と問うてみた。
スージー氏曰く、当時は、どうすれば妊娠するのか色々な説があり、今のようにはっきりと分かっていなかった。例えば、昔は男性の手と触れるだけで妊娠するといった話もあった。性行為なく妊娠というストーリーを変えるのは、キリスト教の権威そのものを脅かすことになるので、そういったことにはならない。明らかにおかしいが、ストーリーとして楽しんでいる、受け止めているとのこと。
ディズニーパレードのようなものなど色々なキャラクターが登場し、これも紅白歌合戦のように、色々な人が興味を持ってくれるように、サラダボールのような感じに仕上がっていたパレードであった