先週参加したINSEADのオープンデーのメモを備忘録がてら書き下す。
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<知らなかった点>
- INSEAD 1957年に設立。世界大戦の反省を受け、国ではなく世界のためのビジネススクールとして。
- 修士号はMBAだけでない
- EMFINは、MBAではなく、職歴10年、年齢35歳をターゲットにしたModular(フルタイムではなく、仕事を続けながら)型のFinancial leadershipを目的としたプログラム
- GEMBA/TIEMBAという更に上の年齢層を対象にしたプログラムもある
- Decision Sciencesといういかに優れた意思決定をするかに焦点を当てた授業が人気
- Making authentic decisionというクラスは瞑想クラスであった
- グループセラピーとかもある
- FMBクラスは会計士であってもFinanceを体系的に整理しており良いクラスであった
<体験授業:AI>
What is the role of humans in an AI workflow?
- specifing a problem
- Implications for creativity
- Learning from an outcome
AIができることは、Executing what we need to do(e.g., translation, CHatGPT, clustering, predict revenue)
Formulation of a problemは、まだ人間
Takeaways
- Specify the problem --> Solve and make prediction --> Learn from predictions
- Algorithm more sensitive to (possibly arbitrary) aspects of framing: Output only as good as the input
- Human potentially more creative: be wary of anchoring and motivated reasoning
- be wary not to let AI construct the framing you consider but use its outputs to improve future framings.
- AI lets us process unstructured data from organizations and people to understand them better
- This represents (unobtrusive learning) opportunity but also a risk (leakage)
<学生生活>
- 1年間のプログラムはP1からP5の5つに区分され、一つのPで8週間
- P1は8時半から19時まで平日は授業が基本あり、補講が必要な人は土曜はフォロアップ
- P2も同様。このP1とP2が非常にタフな期間と言われている
- P1とP2は学校が定めたStudy group(4−5人)でグループ学習をする。P3でグループが変わる。P3でキャンパスを変更することができる(シンガポール、ドバイ、Wharton(ペンシルバニア大学)など)
- P4は選択授業(elective only)のみでリクルートの期間
- イメージとしては、ソーシャルネットワーク(毎日パーティー)は全期間続くが、アカデミックの割合が多いのがP1/P2でその後減っていき、キャリアの割合がP3/P4/P5にかけて増えていく
- P4/P5の時は、自分が卒業後に行きたい地域のキャンパスにいること
- P0という入学して授業が始まる前に、色々準備しておかないといけない。P1/P2は時間がない。卒業に必要な第三言語の習得は入学前に終えておかないと厳しい。ASAP。
- P1/P2は時間が足りないので優先順位付が大事であり、テストもこなさないといけない。P3/P4/P5は宿題はあるがテストはない。
- 成績は相対評価。
- Student clubが色々があるが、Activeかどうかよく確認してからの参加がおすすめ。Consulting clubとかはキャリアセンターと密に活動している。そういったSector specificのclubがある
- MountSEADというスキー、登山、トレッキング、ハイキングのClubもある
- 起業に興味があるなら、The Rudolf and valera maag INSEAD centre for entrepreneurship, Global Institute for Business and Society Hoffmann, Wendel international centre for family enterpriseというキーワードで情報収集すればほぼカバーできる
- 昔はNational weeksと言っていたが、今はCultural Festivalというのが年に2回(May/Nov)あり各自の文化を紹介する
- DASH(ダッシュ)というシンガポールキャンパスで始まった年2回のコスチュームで一日過ごすイベントもある
- パートナーを連れてきて学校のジムなどの施設を使うことが出来る。パートナーとは結婚の有無を問わず、学生にとって大切な人
- 学校で宿は提供はしておらず、全員プライベート契約。60−80人が住むような施設もあり、紹介は可能
- キャリアサポートは回数制限を設けずにやっている
- IKIGAIが大事
- Organization behavior: It is not only what you know, but also WHO you know.
- Career treks (テックだとIBMなどロンドンやアジアなどに見学)。アルムナイと学生の数が揃えば実施
<選考>
- CVは1枚に収めること
- メンターも推薦状としてOK
- 面接に呼ばれたら、必ずThank you noteを送りましょう。面接官は2名で、大学としてはなるべく同じ業界になるようにアレンジしている
<奨学金>
- 奨学金はプランニングが大事。今から準備を始めること。自分に合うのをリストしていく。国別にある。国別のアルムナイ奨学金がある
- 必要資金は、学費は、合格後4週間以内に11k、7月25日57k、11月25日に29k。フランスの生活費は1k /月。
- 仮に21k奨学金を得たら、最後の29kから21k分deductされる
- 社費の場合は、通常3−4年間は会社に残る必要性があり、よくキャリアを検討のこと
- 以下は検討の余地のある奨学金
- Prodigy Finance: INSEAD6人の生徒で始めた奨学金
- Lendorse: British bank口座をあけないといけない
- Lendwise: income sharingスキームで返却するもの
- Juno: US school
- INSEADの奨学金は面接に呼ばれた時に登録できるが、150程度ある中で5つまでしか登録できない
- 合格して1回目の支払いが生じる前に、奨学金の結果が出ていなければ問い合わせをして結果を聞くのが良い
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<所感>
- 授業のスタイルは受講生が発言するスタイルで新鮮であったが、欧米の大学に留学した経験がある人にとっては普通のことなのかもしれない
- 今向き合っている課題に対する解決の案とかの方がすぐに役に立つが、そういうものが大学で得られるとは限らない。大学に行くとは、そういったことから離れて、少し日常から離れて体系的に学ぶということになるのであろう
- 授業より、いろいろなバックグラウンドの受講生と知り合う方が新しい視点や学びがあり楽しかった
- 体験授業は、問題設定をするのは人間でやりましょう、というのが私が理解した内容
- 人的ネットワークを広げて欧州のエリート層がどんな人なのか知ること、(私はあまり知らなかったが)INSEADというブランドを手に入れること、が主なメリットだと感じた
- 面接の準備は大学の講演でもエピソードとか話すので使えるため準備は進めるが、奨学金などは面接に呼ばれたらもう少し真剣に検討する
- IKIGAIというのが寿司や津波と同様に日本語同じ発音で英語として使われていたことに驚いた。生き甲斐は世界中で求められている言葉ということか