ベルリンから日帰りで行ける世界遺産ということで気になっていたポツダムのPark Sanssouci
基本的には、ミュンヘンのニンフェンブルク場などのように欧州には結構ある庭園が無料開放されている宮殿で、中を見学する際はチケットを購入というよくあるパターン
新鮮さを感じたのは、蜘蛛の巣などの庭の自然や動物をもロココ様式で室内のデザインに取り込んでおり、室内と庭との繋がりを表現しようとしていると感じられた点
ブランデンブルク州の州都ポツダムは、北のベルサイユと讃えられてきた風光明媚な古都
プロイセン王国の権力を今に伝える宮殿や施設が多々ある
フリードリヒ2世(1721-1786)がサンスーシ宮殿を設計
当時の会食での会話はフランス語だったとのことだが、サンスーシとはフランス語で憂がないという意味
厳格な父フリードリヒヴィルヘルム1世との衝突、気の進まない結婚、戦争と憂鬱な日々を過ごす中、心労を癒す場所としてこの宮殿を建てている
その為妻の部屋はない。その点は他の宮殿とは違って興味深い
中国に感化されている部屋もあり、Great China は別に歴史的に見れば良くあることだと改めて
ザクセンのマイセン磁器ではなく、自国で磁器を作りたいと考え、王室の窯を設立し、現在も続く
自国産業の育成政策が上手く行った例と言える