家退去(実害がなくても証拠を残す)

この1年間住んでいた家の退去手続きを行った

 

綺麗に使っていたし、何かあれば都度大家に連絡していたので特に問題はないと思っていた

 

しかし、私は一度も使っていないのに、「ベットの隣にあるランプのカバーがない」、と指摘を受けた

カバーがないなー、ランプが素のまま出てて変だなーと思ってはいたが、私は使わないためコンセントにも挿すことなく実害もないので特に気にしないで過ごしていた

(結果として、カバーがないことを入居中気付いた時に自分に実害がなく関係なくてもしっかり大家に伝えていれば本件は防げた)

 

大家からは、壊した、無くした、と怒られた

私は当然壊したら覚えているはずだし、捨てるにしても覚えているはず

全くそんことはしていない

 

大家は当然入居最初はあったはずだ、今ないから数百€は必要、いやもう売ってないからもっとかかる、と主張

 

当該箇所だけ入居時の写真が残ってないので不毛な言い合いとなった

 

私の入居退去を支援するリロケーション会社も、「あんまりそこまで気にしていなかった(ので当該箇所の写真は撮っていない)。当事者同士で解決して下さい」、と引いてしまった

 

大家が、「今ならこの金額を支払えば良いが、この金額で妥協しないなら後日もっと高額を敷金から差し引く」と主張

 

私から「家賃に含むインターネットが1ヶ月使えない時もあったけど私はあなたに損害を主張していない」等言っても「私はその時全力を尽くしたけど1ヶ月かかった。私に非はない」と大家は回答

 

事実として家賃に込みのネットが使えなかったことと、事実としてランプのカバーがないことは被害額としては相殺出来る気がするが、大家が敷金を握っており好きなだけ大家の手元に残せる状態にあり私の立場が弱く、時間とエネルギーのコスパが悪いので、大家の言い値を支払うことで私が壊したり捨てたりしたことを認めた訳ではないという前提で、大家の言う通りの金額を支払った

 

ドイツの家を退去する時にもめたという話を過去の駐在員から聞いていたが、実際に経験出来て良かった

大家立場や主張が圧倒的に強い

大家が何か主張したら、それは基本覆らない

 

リロケーション会社も手続き面では有効だがこういう交渉というかトラブルの面では、(ミュンヘンで仕事を彼らはし続けることもあり地元との関係を維持するため)大家よりな意見が多い印象を持った

 

入居時に写真を撮ったが、昨年初夏にスマホのデータ紛失をしたのが痛かった

その後バックアップ体制もひいたので改善はしているが、赴任してしばらくの写真はもうない

 

濡れ衣を着せられたが、証明できないと立場上逆転出来ないことを痛感した

 

新居では気付いたらそのままにせず、写真を撮って通知しておきたい