20代の結果と気づき ~その2~

えっ、まぢ4倍!? アメイジング

 20代の時は、大型株、つまり誰もが知っている大企業を中心に、事業内容・経営戦略・財務諸表などを見て、これ以上落ちないという確証と伸びしろを確信したら購入するスタイルで、年に数回売買してきた
その心は、投資先が倒産したら、いくら持ち続けると決めていても、損が確定してしまうので、投資先は、倒産しないだろうと当時思っていた大企業にしていたのだ
今振り返ると、慣れていない当時はこの考えで、大きな怪我をすることなく小さな利益を確定させるという成功体験を積み重ね自信をつけることにつながっていたので結果としてよかった(尚、マーケット全体が上がっていたので勝ちやすい市況であったことは認識している)
しかし、今は大企業に限定せずに投資したいと強く思っている

 

当時中小企業はあまり知らなかった
よく知らないところを買いたくない、という思いが強かったが、そもそも興味を持たなかったというのが正確なところだと思う

有名な大企業でも、事業内容・経営戦略・財務など今まで見たことがなかったので、投資先を検討する中で、「へ~」という学びが多々あり、純粋にそれを楽しんでいた
だから私の時間を大企業を見ることに使って、中小企業まで見ることはなかった

 

このやり方を変えようと思わせたきっかけが20代の最後におきた
たまたま、一緒に仕事をさせて頂いた際にとてつもなく優秀だなーと感じていた方が、とある中小企業に転職した
その中小企業はホームページでその方が入社した旨対外発表していた
「その方が入社したこと自体がホームページで発表する内容なのかー、すごいなー」と思って、その会社に興味を持ち、調べていった
ずっと赤字の企業だが、トップライン(=売上)の伸びがすごくて、今後の事業展開の可能性も感じられる

その法人向けサービスを利用している人にヒアリングしたら、すごくいいから絶対使うべき!、と言っていた
何よりあの方が入社したのだから、よっぽどのポテンシャルがあるに違いない
そう考えて、まあ最悪倒産してなくなってもいい金額を使って、勉強だと思って、その会社の株を買った

 

その後半年間はあまり株価は動かなかった
しかしある時、グググと株価がのびて2倍、そしてすぐに3倍、そして4倍をつけて、下がっていった

 

10%のびたら強制的に売るというマイルールを遥かに越えるパフォーマンス
そして、まだのびるかもしれないという欲で売れない自分
新たな戦い方を確立する必要性と、人間の欲に対する理解を深めて投資に役立てる必要性を痛感した